根津美術館から山種美術館へお散歩
昨日は、午前中大雨と予報されていたが、 案外ひどい降りにあわず、いつもの皮膚科へ。 病院待合が大体1時間で3分の診察、15分の薬局で12時前に終わったので、 これは何処かに行かねばと思い立った先が、根津美術館、山種美術館のコース。 確か新しい道ができて近くなったことを聞いていた。 頭の中は何処でランチか、 時間はどの位かかりそうか、 他には展覧は何をしているか、 ぐるぐる検索モードに。...
View Article美術館で旅行!東海道からパリまで ・山種美術館
旅の始まりは東海道から。 江戸時代にはお伊勢参りがとても流行ったそうだが、 あの時代、東海道を抜きには語れない主要幹線道路。 広重の東海道五十三次の代表作で時空をもこえた国内旅行へ。 パソコンなどない時代だから行ってきた人の情報、噂が頼り。 行きたい気持ち、それがモチベーションを上げる。 前期、後期と展示作品が入れ替わるが、展覧ギリギリに滑り込んだので、...
View Article奈良美智: 君や僕にちょっと似ている ・横浜美術館
夏休み中あまりにも暑い日々で行こう、行こうと思っていた奈良さんの大個展ようやくギリギリ間に合って行ってきました。 実は奇遇なことに、奇特な方から行けなくなったからチケット送ります、との嬉しいお言葉。 お陰で重い腰を上げてぜひにも行くぞ!という気持ちにさせてもらいました。 この場でお礼申し上げます。...
View Article横浜美術館 常設展
奈良美智展の後、横浜美術館の常設展をみてきましたが、 あまりにも面白くて展示企画の楽しさにずっとテンション上がったまま、 その魅力に遊ばれてきました。 だから美術館巡りはやめられない! 横浜美術館 コレクション展 2012年度第2期 人の形を見るー不思議な具象 1,さまざまな人の形 奈良美智作を存分に意識した展示となっていました。 ここは画像はカメラOKの所でガツガツ撮らせてもらいました。...
View Article日本ファッションの未来性 ・東京都現代美術館
私事ですけれど、 ずっと服飾業界の販売を仕事としてきました。 森英恵の店に立っていたり、 コシノヒロコの服も販売したことがあったり。 ブランドショップの出始めの時代です。 洋服が大好きでディスプレイも 楽しかったし、お客様とのやり取りも刺激的でした。 ずっとその魅力にとらわれてキレイな世界にいたかったものです。 友達もよく通ってくれました。 そんな青春があるものだから、...
View Articleお伽草子 この国は物語にあふれている ・サントリー美術館(レクチャー)
酒呑童子絵巻 狩野元信 楽しみに心待ちにしていた「お伽草子」展がサントリー美術館でいよいよ開幕しました。 その展覧に会員メンバー対象のレクチャーがあったのでメモを簡単に残そうと思います。 箇条書きで読みにくいかとは思いますが、こんな事を伺ってきました。 今回サントリー美の学芸として赴任した 上野学芸主幹が初仕事として「お伽草子」展を担当されたそう。...
View Article2012年度第2期 MOTコレクション展 ・東京都現代美術館
先日、横浜美術館で奈良美智展を楽しんできたばかりですが、 ここ、東京都現代美術館(都現美)で またまた沢山の奈良美智作品と遭遇してきました。 奈良美智ファンの方、都現美、穴場です。ぜひ! 後期ではあったけれど、19点もの展示量にビックリしてしまいました。 なかでも 浮世絵のゼロックスプリントによる連作 11点には 奈良さんのお茶目ソースが満載でした。...
View Article上野公園 散歩
フェルメールの喧騒からいつもの上野公園に戻りつつあるかと メトロポリタン展チケを求めて 上野公園散歩にでかけました。 来週からいよいよ始まります。 どんな作品が見られるのか、下準備も力入ります。 レンブラントも来るようなので、 ワクワクしてます。 上野公園は暫く工事が続き、トーハクまでの道程も殺伐としてましたが、...
View Article日本の子どもの文学 ・国際子ども図書館
久し振りに 国際子ども図書館に行ってきました。 ココの建物が好きです。 なにか重要な気配があります。 大切なものが潜んでいるに違いありません。 それでついつい写真にしてしまいます。 ここは、1908年と1929年の2期にわたって 久留正道によって旧帝国図書館として利用されてきましたが、 2002年に安藤忠雄事務所と日建設計によって設計されて 建物の保存と、再利用をめざしてリニューアルされました。...
View Articleトーハクの仏像名品 ・東京国立博物館
特別企画展が始まる前のトーハク本館はとても穴場で大変充実しています。 今回は仏様名品が勢ぞろい。 美仏様が居並んで圧倒されてきました。 「館蔵仏像名品選」9月25日〜12月2日 本館11室 この美仏さまたちの人気投票があるそうです。 トーハクのサイトから 投票できます。結果が楽しみです。 2階の特別室では9月30日までの展示でしたが、...
View Article平家物語画帖 諸行無常のミニアチュール ・根津美術館
今根津美術館で「平家物語画帖」展が開催中で 2日から、後期(10月2日〜21日)の展示替えがされたばかり。 根津美術館の情報はこちら 前期の展示ですが、 呆れるほど細かな美しい画面に魅了されてきました。 今年は大河ドラマで平清盛が放映中とあって、 登場人物のキャスティングがかぶってそれがまた楽しみの一つとなりました。 それにしても扇面の型に密度の高いミニアチュールな世界が...
View Article篠山紀信展 写真力 ・東京オペラシティ アートギャラリー
篠山紀信展。 写真力 これは、つまり現場に行かないとわかりませんし、伝わりません。 現場の磁場がハンパじゃありません。 ここにサイトをご紹介します。 こちら 時代の激動をくぐり抜けてきた 生き証人たち。 (今生きているかどうかは別として) 有名人としての強力なパワーに全く動じず 微動だにせず その被写体の凄みを百倍(実寸ではなく、感覚的に)に拡大してさらしものにします。 ゆるぎない生命力と魂力を...
View Articleやさしさの気配 収蔵品展 ・オペラシティアートギャラリー
篠山紀信の写真力に圧倒されて 視界から目玉にパンチを浴びた後に、 収蔵品展「やさしさの気配」 このタイトルにホッとします。 この落差を暗に企てたギャラリーの担当者に敬意を表します。 このギャラリーに収められた 寺田小太郎氏のコレクションから。 個人の柔らかな趣味が展示品から醸し出されて伝わってきます。 どの作品も室内にその家族と一緒に日々の暮らしを共にして...
View Article東洋の白いやきもの ― 純なる世界 ・出光美術館
出光美術館での展覧はいつもながらの高品格と 企画の切り口のスマートさに 毎回心躍らせて鑑賞に出かけるのですが、 こと、やきもの展に関してはその収蔵品の美しさに 敬意をもって拝見することになります。 今回の「東洋の白いやきもの」展は開催を心待ちにしていて、 初日に勇んで出かけてきました。 白のやきものの静けさに心ふるわせてきました。 そして長く続いた酷暑をやり過ごして...
View Article青い日記帳×山種美術館 ブロガー内覧会「竹内栖鳳ー京都画壇の画家たち」展・山種美術館
アートブログ「青い日記帳」のTakさん。 今やこの人を語らずしてアートブログは始まらないという方が いつどのような情熱で企画を実現されるのか、毎回謎です。 そのアートへの愛情の深さにいつも甘えて差し出されたチャンスを ありがたく頂戴していますが、 今回は山種美術館でのブロガー内覧会で館長のギャラリートークと 和菓子お茶会交流も用意して下さいました。...
View Article10月 あれこれ
10月、とても慌ただしいひとつきだった。 旧友が足の骨の手術をするために拙宅に近い病院に入院した。 何故わざわざそこの病院なのか?と思ったら、 主治医の先生の病院ベットが一杯なので、 たまたま我が家の近所の病院を使わせてもらうこととなったらしい。 彼女は怒濤の夏を過ごしていた。 90才を越える父親の世話をしつつ、 独身で生活を支えてきたが、...
View Article維新の洋画家 川村清雄展 ・江戸東京博物館
先月「川村清雄展」のブロガー内覧に参加してきました。 あっという間に一ヶ月が経過してしまいした。 忘れないうちに、その展覧のことを思い出しながら辿ってみたいと思います。 江戸博のサイトはこちらから その前に 川村清雄、ときいてご存知の方がどの位いるでしょう? 時々東京国立博物館の近代絵画コーナーに 「形見の直垂(虫干)」 が展示されますが、画家の名前を記憶できずにいました。...
View Article佐々木誠展 「靈ちはふ國」 ・羽黒洞
いきなりの画像紹介です。 大迫力が伝わるでしょうか。 この佐々木誠さん作品に初めて出逢ったのは 春休み、愚息と伊豆の両親宅へ行くその日でした。 国際フォーラム「シャッフル ?」の会場でおどろおどろしい 木彫像の存在を知ったのは直前の 山下裕二×千宗屋両氏によるトークを拝聴したその時の 映像で驚き、勇んで拝見しに行ったのでした。...
View Article森と湖の国 フィンランド・デザイン展 ・サントリー美術館
遠来の友とサントリー美術館のメンバー内覧に行ってきました。 御伽草子から一転、クールなデザインの展覧です。 こういった展覧が出来るのはサントリー美ならではの事と思います。 連れの友はギャラリー関係者なので、 デザインににもうるさいのですが、 今まで見ていたガラスってのはどうもうさんくさく思えると 言っていたのが印象に残りました。...
View Article手の痕跡 Traces of Hands ・国立西洋美術館
英語のTraces トレース、写し取る、 それを和訳で「痕跡」としたタイトルに感動して上野を歩くたびに喜んでいました。 日本語って美しいな〜と思います。 フェルメールの熱狂が夢のようだった夏を懐かしく感じた、 落ち葉が舞い落ちる日に行ってきました。 西美では「手の痕跡」展 西美所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描 が開催されています。...
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