2012年度第2期 MOTコレクション展　・東京都現代美術館

　先日、横浜美術館で奈良美智展を楽しんできたばかりですが、
　ここ、東京都現代美術館（都現美）で
　またまた沢山の奈良美智作品と遭遇してきました。



　奈良美智ファンの方、都現美、穴場です。ぜひ！
　後期ではあったけれど、19点もの展示量にビックリしてしまいました。
　なかでも
　浮世絵のゼロックスプリントによる連作　11点には
　奈良さんのお茶目ソースが満載でした。
　歌麿の鏡を持つ美女の絵の鏡の中に奈良さんの描く少女が
　な〜に？みたいに描き込またり、
　北斎の富士山でスキーを楽しんでしまってる少女がいたり。
　ニヤニヤせずにはいられませんでした。
　横浜美でみたお仲間たちもずらり。
　これらは全て寄託作品です。

　他に印象に残った作品を何点かご紹介します。

　マリリンモンローが10人並んだのは壮観でした。
　アンディ・ウォーホルの作品です。



　アクリルの水柱に水泡を閉じ込めたような儚いビーズの煌めきが
　美しい作品は、新所蔵品です。
　アニッシュ・カブーアさんはインド、ムンバイの出身で
　イギリスを中心にパブリックアートを手がけているそうです。


　
　また、オノサト・トシノブさんの作品群も充実でした。
　知らない作家さんでしたが、
　1912年生まれ、86年に亡くなってますが今年生誕100年記念。
　円と直線だけを用いることに拘った作家さん。
　まるで織物を紡いでるかのような色の積み上げ方に驚きました。


　
　他には布のクリストのアンブレラシリーズの作品写真や、
　デイヴィッド・ホックニーが竜安寺を扱った写真コラージュ、
　などなど、現代美術の様々な視点を見ることが出来ました。
　
　展覧は10月8日までです。
　特撮がらみでもぜひに。

おまけ