









新年明けましておめでとうございます。
すっかり間延びしてしまいましたが、
今年もゆるゆると参りたいと思います。
ご無沙汰の放置し放題のブログ「あべまつ行脚」ですが、
このままの調子でいいのやら、
閉めた方がいいのやら。
コロナ禍の中で美術館アート鑑賞も件数が激減し、
自宅率が高くなり、
いけばなを学んでいても、花展は軒並み延期、中止が続き、
ボランティア文化活動も参加者の平均年齢が高めなので
自粛するしかなく、もどかしい限りです。
そんな中去年からネット配信の映画ドラマに助けられています。
昨年は自宅で映画を100本程度見ることができました。
懐かしいものや、新しいもの、素敵な監督、俳優さんたちに
パワーをもらっていました。
今はすっかり韓流歴史物語から、韓流ドラマにハマって、
日々ウキウキと暮らしています。
韓流歴史ドラマといえば、という名作を知らないまま、
ネット配信の流れに乗って、
おおよその検討で魅力ある作品と遭遇しました。
というのも、秋にテレビ東京で放映された「王になった男」を見ていて、
とても面白かったので、
2000年初めの頃、韓流ドラマでブレークした「冬のソナタ」もスルーしていた
私がすっかり虜になってしまい、
我ながら、何が起こるのか、わからないものだと苦笑しています。
とっかかりが「王になった男」でしたので、
続けて王様シリーズを追いかけました。
イ・ビョンホン主演の映画バージョン「王になった男」もありました。
テレビでは24回の連ドラでしたが、映画ではイ・ビョンホンの男前が際立つのですが
映画では野卑な色が強かったようで
連ドラの方が物語が丁寧で品格があったように思いました。
中でも都承旨(トスンジ)という王の秘書長のような役がとても重要で
厳しくも筋を通す目力が素敵な、キム・サンギョンという役者さんに惹かれました。
歴史物を見ていると、あちこちでユニークな役をする素敵な役者さんが現れます。
日本の安土桃山時代から、江戸時代の間、韓国では朝鮮王朝時代とかぶり
日本の侍たちも登場したりします。
秀吉は木下、とされていたり、武具具足や髪型着物なども?と思われるところもありますが、
そこが面白いところでもあります。
李朝陶磁器が大道具として配置され、
女性たちの鮮やかな衣装、髪飾りも見応えあります。
14代の光海王は1575年〜1641年に生きた丁度秀吉との戦いで成果を上げたと
言われる王様だったそうで、興味深い王様です。
王様でよく登場するのが、22代王の英祖ヨンジョだそうで、
「トンイ」「イ・サン」「ペク・ドンス」
「暗行御史パク・ムンス」などなどがあるとのこと。
嫡子の王座継承の問題でテビママ・大后様の存在がとてつもなく巨大強力で
いつも王様、王子(世子)を取り巻く暗躍と理不尽の究極の人間の欲望をフルスロットで
畳みかけてくるのです。毒素フルスロットです。
最近見た中では「奇皇后」がダントツにエキサイトするものでした。
「ペク・ドンス」の主役を演じたチ・チャンウィクさんが気の良い純朴ひ弱な
若い王様役に奮闘してました。
今や、韓流イケメンランキングでもいい位置にいるようです。声も甘くて歌もお上手!
「ペク・ドンス」でライバルだった、ユ・スンホさんがまた羽生結弦くん似の綺麗な俳優さんで、
「仮面の王 イ・ソン」で主役、綺麗な正義感あふれる王子を演じています。
王子の最初の友として同じ名前のイ・ソンという青年をエルさんというまた素敵な俳優さんが
迫真の演技で対抗します。美しいくも切ないお話でした。
エルさんも音楽活動を兼ねて活動している方。
韓流のイケメン俳優さんたちのクオリティの高さに驚かされます。
王様シリーズ追いかけて「王は愛する」を視聴しました。
主人公の王子に清々しいイケメン、イム・シワンさん。
目を引く涼やかな瞳をお持ちです。彼も音楽活動もしているようで多才!
「ミセン未生」では新社会人の大手商社で職場の理不尽と戦う若者たち4人の物語に
主役抜擢され純朴で心優しくも意外な勝負師を熱演じ
息子を持つ母の目線で涙腺崩壊しました。
そこに「王は愛する」に出ていた俳優さんたちも現れたりして、喜びました。
最近、シワンさん、除隊された後、
新しく「それでも僕らは走り続ける Run on」に主役で登場。
既に切なさ満載で追いかけ中です。
あの直球視線は罰ゲームのように刺さります!
シワンさんと同じように、子役から活躍している俳優さんたちも多く、
「王になった男」の道化と王様の二役を演じたヨ・ジンクさんも
ひょんなところから子役で現れたりします。
大后という巨大権力者を演じられる大女優さんたちにも敬意を持ちます。
恐ろしい女性の凄みは並みの女優さんじゃ務まりませんから。
このように、日々、韓流ドラマを追いかけて、
隙間に家事をするという、コロナ禍ならではの暮らし方をし続けています。
とはいえ、今年も東博・トーハクには初詣いたしました。
アート鑑賞録が手付かずのままですが、
いとも簡単に韓流ドラマにハマった日常を苦笑しつつ、
楽しく暮らしています。
今年も楽しいことを追いかけて、新しい暮らし環境の中、
なんとか健康で生き延びたいと思っています。