憧れのヴェネチアングラス ・サントリー美術館
本展のサイトご案内から引用。 軽やかで繊細優美なヴェネチアン・グラス。その芸術性は1450年頃に開発された無色透明ガラス「クリスタッロ」の誕生と、都市経済の繁栄を背景に、大輪の花を咲かせました。エナメル彩、ラッティモ(乳白色ガラス)、レースグラス、アイスグラス等、その多彩な手わざには目を奪われるばかりです。装飾性豊かな珠玉のガラスは、ヨーロッパ各国で王侯貴族や富裕層の羨望の的となりました。...
View Article浅川兄弟(伯教・巧)の心と眼ー朝鮮時代の美 ・千葉市立美術館
私が尊敬する眼の持ち主、柳宗悦。 その柳が西洋に向いていた目を東洋に向け、 朝鮮の陶磁器はじめ後に民藝と言われる物のめくるめく世界に没入したきっかけは 実はこの浅川兄弟がいたからということは、あまり知られていないのではないだろうか。 「白樺」の熱烈読者だった兄、伯教は 柳のもとに、ロダンの彫刻が見たくて ご挨拶に朝鮮陶磁器を渡した。 それが柳宗悦の眼を変えた、一撃となった。 「染付秋草文面取壷」...
View Articleメタボリズムの未来都市展 ・森美術館
そもそもの「メタボリズム」とはなんぞや。 六本木ヒルズの展覧会ショップで関連書籍があったので購入して俄勉強。 「メタボリズムとメタボリストたち」 大高正人、川添登 編 美術出版社 2005、5、10 発行 1960年に世界デザイン会議を機会に何をやるべきか。 メタボリズムはその問いに応えるべく集まったグループの戦士たちによって活動してきた。...
View Articleイケムラレイコ展 ・ 国立近代美術館
1 イントロダクション 会場に入ると白いマスクが横になっている。 寝ているようでもあり、 死んでしまっているようでもあり、 それはどうでもよくて微かに微笑んで夢を見ている。 「きつねヘッド」 それを迎い入れるように 「青に浮かぶ顔」が対峙している。 2 新作、山水画 新作の「山水画」シリーズ 山の景色に女性の顔やら体やら何か動物、とけ込んでいる。 柔らかな茶系のトーンにぼうっと溶けていく。 3...
View Article春日の風景 ・根津美術館
以前鹿島神宮に行った時に驚いた事があった。 あの奈良の春日大社のその前に関東の鹿島神宮から藤原氏の春日大社創建に 鹿島神宮の神様の分霊を神の使い、白い鹿の背に乗せて 一路奈良の都まで一年以上もかけて行ったとするお話があったから。 あの、奈良の春日さんは古いと思っていたが、 もっとその前に鹿島神宮があったとは。 それもあの鹿さんたち、ルーツは鹿島だったとは!...
View Article上野アートリンク草の茶会 に参加してきました。
ココがお茶会の場所。築50年の日本家屋をオーナー好みに改築。 とってもアットホームなアンティークな小道具に囲まれた、 ホッとするカフェです。 愛犬ちゃんも招きワン。 それで、ココのカフェの横にギャラリーが併設。 そこをお茶会の場としてしつらいました。 お茶会は兼藤さん作の不思議なお茶碗をセレクトして 陶器のツールに腰掛けて待っていると...
View Articleアール・デコの館 ・東京都庭園美術館 その1 (1階)
トップの画像は以前のロシア皇帝の愛したガラス展の内覧会からです。 (当日許可を頂き、撮影したものです) まずは外観から1階へ。 門扉からゆるゆると深い森の中に入り込んで 現実から離れるゆったりした道を散歩しながら 朝香邸の玄関へと導かれます。 今回は外光が降り注ぐ明るい邸内に驚きました。 展覧会開催中は、ずっと遮蔽された作品保護を重視された環境でしたから、 こんなに明るい邸内を初めて拝見しました。...
View Articleアール・デコの館 ・東京都庭園美術館 その2(2階)
2階へはどんな素敵な物が現れるのだろう、という思いを胸に しずしずと階段を上がるのもすてきな時間だ。 いつもの企画展ならば、関連図録がソファーに置いてあり、 ちょっとした休憩場所としても良いスペースだ。 広間にはその展示に関するスポットが展示されて 後半に一層期待を膨らます、というところ。 今回は壁面がスクリーンとなり、朝香邸の当時の画像が映し出されていた。...
View Articleアール・デコの館 ・東京都庭園美術館 その3(照明など)
朝香邸の照明のすてきさはとても愛らしく、 その部屋の主にぴったりなデザインであること。 美術鑑賞とともに部屋の照明との共鳴にも毎回楽しみにしてきたところ。 その愛らしい姿を記憶にとどめておこう。 また、あちこちに点在する,木工、金工装飾もすてき。 *この画像はロシア皇帝の愛したガラス展のときのものです。(内覧で許可を得て撮影したものです) それと、外の庭園。...
View Article11月の近況報告
*ブリジストン美術館 野見山暁治展 何も知らずに11月2日に鑑賞したが、とてもパワフルなエネルギーと自由さに圧倒されて 一挙にファンに。 23日はTakeさんの企画で中村学芸員のすばらしいギャラリートークを拝聴。 ますます野見山暁治さんの計り知れない魅力に魅了されてきたところ。 *出光美術館 等伯と狩野派 等伯好きとしては見逃せないと、早々に出かけてきたが、...
View Article六義園 に行ってきました。
六義園についたら早速、ボランティアガイドのご案内を頂いた。 しかし、東洋文庫への思いもあるので、 1時間の予定をはしょらせて頂くことにした。 人のお話をゆっくり賜れない性格も災いして。 頂いたパンフに寄れば、 六義園は五代将軍 徳川綱吉の信任が厚かった川越藩主 柳沢吉保 が元禄15年(1702)に築園した若の趣味を基調とする 「回遊式築山泉水」の大名庭園です。 ・・・...
View Article時空をこえる本の旅 ・東洋文庫ミュージアム
本屋さんにご無沙汰していると、禁断症状が現れてあれもこれもと目が泳いでしまうのですが、 その中でダントツに目を引いたのが「東洋人」東洋文庫の世界特集の表紙。 速、ジャケ買い。 中身がまた濃厚で、はやくその現場に行ってみたくなりました。 ようやく見つけたチャンスに六義園をセットして参戦。 やはり実物を見る、体験することの大きさに感動です。...
View Article2011年 展覧会ベストテン
2011年、厳しい一年が終わろうとしています。 様々なことが起きて、様々なことが降りかかってきました。 3,11 の傷跡は今もなお人々の心に重たくのしかかったままだと思います。 それでも、こうしてアート鑑賞の感想を連ねることに なんともいえないしあわせと感謝を感じます。 いつもの年とは違って、 深い思いと共に胸に刻まれることを願っています。...
View Article初春のお喜びを申し上げます。
新年が明けました。 昨年はつたなき「あべまつ行脚」をお引き立てくださいまして ありがとうございました。 ブログのカウントが一日一日と延びていくことが 密かな励みとなっておりました。 ご訪問くださった方々へ 改めてお礼申し上げます。 昨年は高校受験の息子と共に亀戸天神に合格祈願をしに行ったのが始まりでした。 お陰さまで志望校からの合格通知にほっと安堵したものです。...
View Article伊勢志賀山流 五世宗家継承記念公演 ・国立劇場 小劇場
私事ながら、奈良とのご縁があって、 そのご縁で年初4日には国立劇場、小劇場で 伊勢志賀山流の五世宗家家元継承記念公演を鑑賞する機会に恵まれた。 当初は去年の3月21日の予定であったが ご存じのように大震災の影響で延期となり、 いつの公演になることかと案じていたが、 お正月のおめでたい気分の中、華やかな舞台を堪能することができた。 その舞踊の美しさはもちろん、 大道具の舞台演出もとても興味深く、...
View Articleザ・ベスト・オブ・山種コレクション(後期) ・山種美術館
山種美術館がこの恵比寿から歩いた広尾に移って3年目。 開館記念は堂々と「速水御舟展」 その人気ぶりに館内の熱気が今でも思い出される。 その山種美術館が創立45年を迎え、年末年始にかけて コレクションのザ・ベスト・オブ・コレクションとして 特集を組んでの展覧を開催中。 前期の展覧に伺えなかったのが残念だが、 後期にお邪魔できてホッとした。 ブログやTwitter上でこの企画の情報を得るような昨今。...
View Articleぬぐ絵画 ・東京国立近代美術館
実はその構成がとてもわかりやすくて、 作品数自体も軽めなので、 常設との競演も楽しめる、好企画展だった。 1 はだかを作る まだまだはだかを公然とお披露目できる時代ではなかったが、 銭湯の庶民を描くならばなんとか。 五姓田義松の銭湯の絵からとても美しい裸体女性が描かれ、 ため息。西洋婦人図 欧州に絵画を学ぶ、そういうことがようやく始まったのだった。 男子の裸体画も現れる。...
View Article三代 山田常山ー人間国宝その陶芸と心 ・出光美術館
常滑の赤肌のつるっとした急須はちょっと前のお家なら普通にあった日常品。 その常滑から人間国宝がいらしたことを初めて知った。 どんな人なのか、作品なのか、私の心は躍るのだろうか。 そんな気持ちで上野の喧噪を尻目に初日にお邪魔してきた。 その日は、東京駅界隈の4館共通鑑賞券の発売初日だったので、 迷わず購入。 二つ折りのパンフレットのようなシンプルなデザインがよかったので、 受付の女性に賛辞を伝えた。...
View Article1月の鑑賞記録
*東京国立博物館 北京故宮博物院200選展 かの神品に長蛇の行列体験をしたが、 どの方よりも短時間で拝見できたようだ。 待ち時間はおよそ45分だった。 清明上河図以外のお宝にも目を見張るもの多く。 長江万里図巻、南巡図巻などの図巻の凄さは圧巻であった。 本館に行く体力と時間がなくて残念。 かつて日本が憧れ学んだ中国美術の正倉院展バージョン。...
View Article女性美 あなたの美神(ヴィーナス)に、出逢う春 ・松岡美術館
実はこの日久しぶりに畠山記念館に出かけたのだが、 残念ながら展示替えのための休館日にはまり、 門前払いとなってしまい、 お目当ての光悦の赤楽とはお目にかかれず仕舞い。 それならばと同行した友人と白金台まで散歩し、 松岡美術館に行くことと急遽変更。 散歩がてら、春の日差しにどこからともなく梅の香りが漂っていたし、 椿もちらほら。 冷たい風の中にも春は間近だと知らせてもらった。...
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